Jack W. Reeves 氏が1992年に C++ Journal に寄稿した記事を、村上雅章氏が2003年に邦訳したソフトウェア設計とは何か?を読み、個人的に印象に残ったポイントを整理したもの
以下、個人的備忘メモ
- ソフトウェアの開発はコーディング、テストの工程を含め全て設計であり、ソフトウェア開発にかかるコストのほとんどがこの設計にかかるコストである。
- ソフトウェアの開発における製造はビルドであり、ソフトウェア開発における製造のコストは限りなく0に近い低コストで実現される。
- 真のソフトウェアはビルドにより生成された実行可能な0と1の並びである
- ソフトウェアの開発においていわゆる上流工程に対するハードウェア工学的アプローチ(=設計プロセスの洗練化により製造されるソフトウェアの品質を向上させるアプローチ)は、真の工学的アプローチでない。
- 最も信頼に足りる設計書はソースコードである。
- その他のドキュメントは補助ドキュメントである。
- 完成したソースコードから補助ドキュメントを起こす方が、補助ドキュメントを作成してからプログラミングを行うよりも、はるかに簡単かつ実体に即した内容となる。
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